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天文現象2012

5月21日 金環日食(部分日食)

九州南部から関東地方の広い範囲で金環日食が見られます。
釧路では87%も欠けて見える部分日食となります。
80%以上も欠けてみる部分日食は、釧路では1981年7月31日の83%以来 31年ぶりのことです。
次に、このように大きく欠けて見えるのは、18年後の2030年6月1日の金環日食になります。

      釧路の経過
      6:33 太陽の右側から欠け始める
      7:52 食の最大(87%欠けて見える)
      9:22 終了

下図は、釧路での見え方を説明したものです。

金環日食

6月4日 部分月食

月、地球、太陽が一直線に並び、地球の影に月が入り込むために月が欠けて見えることを月食といいます。
地球の影は、本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)と半影(地球が太陽の一部を隠している部分)の2種類があります。
月食には、月のすべてが本影に入る皆既月食、一部のみが入る部分月食、半影の部分のみを月が通り過ぎる半影月食があります。

2012年の月食は、部分月食と半影月食が1回ずつあります。
6月4日に観測できる部分月食は、月の出の直後、南東の空の低いところに見えます。欠ける割合は月の直径の37%ほど。
日没直後で空は明るいですが、月がのぼりながら欠けて行く様子が観察できます。 本影によって隠れた月面は、地球の大気を通り抜けた太陽光でほのかに赤く照らされるので、双眼鏡などで覗くと赤銅色に見えます。

下図は、釧路での見え方を説明したものです。

部分月食

      18:47 月の出
      18:58 日没
      18:59 欠け始め
      20:03 食の最大(37%欠けて見える)
      21:07 欠け終わり

ちなみに、11月28日の半影月食は月が本影に入らないため、薄暗くは感じるものの欠けたようには見えません。

6月4日 部分月食を撮影しました

部分月食 釧路は霧に包まれたあいにくの天候でしたが、
当館スタッフが、標津方面に遠征し、雲間から
のぞいた月を撮影しました。


6月6日 金星の日面通過(太陽面通過)

6月6日朝から昼すぎにかけて、世紀の天文現象が見られます。
金星が太陽の前を横切る「太陽面(日面)通過」。
日本で見られるものとしては2004年以来8年ぶり。
2004年にも見られたので、それほど珍しい天文現象でないように思われるかもしれませんが、その前に国内で見られたのは130年前(明治7年、1874年12月9日)のことですし、次回見られるのは105年後の2117年12月11日という非常に珍しい現象なので見のがせません。

金星の太陽面通過とは
金星は地球よりも内側を回る内惑星です。そのため、まれに太陽と同じ方向に見えて、太陽の表面上を通過していくように見えることがあります。これを金星の太陽面通過とよんでいます。
金星が太陽面通過となっている間、地球から見た金星は、太陽の光が当たらない背後から観測することになります。したがって、黒くて丸い影が太陽の表面上を少しずつ動いていくように見えます。

      釧路の経過
       7:11 太陽面に左側から金星が入り始める
      13:47 太陽面の右側に金星が離れる

下図は、釧路での見え方を説明したものです。

金星の日面通過

6月6日 金星の日面通過を撮影しました

本日の金星の太陽面通過ですが、あいにくの天候で、観測会時間中には、全く見ることができませんでした。
しかし、観測会終了後、一縷の望みにかけて、遊学館の屋上で観測を継続していたところ、13時30分ごろから13時50分頃まで、ときどき薄雲を通して太陽が見える状態となりました。
ちょうど、13時30分第3接触(内側から接する)、13時47分第4接触(完全に離れる)のころでした。
太陽の右側にへこみがあるように見えているのが金星のシルエットです。 黒点に比べると、色が黒く、丸い形をしていることがわかります。